習近平総書記が中国共産党・世界政党上層部対話でグローバル文明イニシアティブを打ち出す

　習近平中共中央総書記（国家主席）は15日、北京で中国共産党・世界政党上層部対話に出席し、「手を携えて現代化の道を共に歩む」と題する基調演説を行った。習総書記は「現代化をめぐる一連の問いに対して、政党は現代化のプロセスを率い、推進する重要な勢力として、回答を示す責任がある。中国共産党は常に自らの命運を各国の人々の命運と緊密に結び付け、中国式現代化の新たな成果によって世界の発展に新たなチャンスを提供し、人類による現代化の道の探求に新たな助力をし、人類社会の現代化の理論と実践における革新に新たな貢献をすべく努力している」と強調した。新華社が伝えた。

　習総書記は「各国の前途・命運が緊密に結び付き合っている今日、異なる文明の包摂と共存、交流と相互参考は、人類社会の現代化のプロセスの推進、世界の文明の多様性の推進にとってかけがえのない役割を持つ」と指摘し、グローバル文明イニシアティブを打ち出した。

▽我々は世界の文明の多様性の尊重を共同提唱し、文明間の平等・相互参考・対話・包摂を堅持し、文明間の交流によって文明間の溝を乗り越え、文明間の相互参考によって文明間の衝突を乗り越え、文明間の包摂によって他の文明に対する優越感を乗り越える必要がある。

▽我々は全人類に共通する価値観の発揚を提唱する必要がある。平和、発展、公平、正義、民主、自由は各国の人々が共に追い求めるものであり、広い心で異なる文明の価値認識を理解する必要があり、自らの価値観やモデルを他国に強いず、イデオロギー対立をしないようにする必要がある。

▽我々は文明の継承と革新の重視を共同提唱し、各国の歴史と文化の時代的価値を十分に掘り起こし、各国の優れた伝統文化が現代化のプロセスにおいて創造的に転化され、革新的に発展する後押しをする必要がある。

▽我々は人的・文化的分野における国際交流・協力の強化を提唱し、グローバル文明対話・協力ネットワークの構築を検討し、交流内容を豊かにし、交流ルートを拡大し、各国の人々の相互理解と親交を促進し、人類文明の発展と進歩を共同で後押しする必要がある。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年3月16日