ホンジュラスが中国との国交樹立に意欲的　台湾メディアは「衝撃爆弾」

　ロシア・スプートニクによると、ホンジュラスのシオマラ・カストロ大統領はこのほどツイッターで、中華人民共和国との正式な外交関係の樹立の関連事項を担当するよう同国のエドゥアルド・レイナ外相に指示したと投稿した。これは同国と台湾当局の「断交」を意味する。「断交」となれば、台湾の「友邦」は13カ国のみとなる。

　台湾メディア「中時新聞網」の報道によると、台湾当局はホンジュラスに何度も、力の及ぶ限りホンジュラスの国家建設の発展に協力すると説明してきた。米ブルームバーグは、ホンジュラスの「北京転向」は台湾の孤立を激化させると伝えた。台湾メディア「三立新聞網」も、この情報は「衝撃爆弾」を投下したと伝えた。

　シオマラ・カストロ氏は昨年12月にホンジュラスの大統領に就任した。カストロ氏は大統領選で、当選すれば中華人民共和国と国交を樹立したいと表明していた。

　中国外交部の汪文斌報道官は先ほど、「一つの中国の原則は公認されている国際関係の基本準則、国際社会の普遍的な共通認識だ。『台独』の分裂に反対し、一つの中国の原則を堅持することは大勢と人心の赴く所だ。『二つの中国』や『一中一台』に前途はない。我々は一つの中国の原則を堅持した上で、世界各国との友好協力関係を発展させたい」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月17日