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japanese.china.org.cn |23. 03. 2023

メキシコ大統領、米国は「嘘つき」と批判

タグ: メキシコ 気候変動 汚職 観光
中国網日本語版  |  2023-03-23



 「彼らは嘘つきで、世界の政府を自認している」メキシコのロペス大統領は現地時間21日の会見で、メキシコの人権に関する米国の報告に憤りを示した。これがケリー気候変動担当米国大統領特使との会談前の発言だったことに注意が必要だ。

 

「ロシア・トゥデイ」によると、バイデン政権は21日に発表した報告の中で、メキシコ当局が違法に一般人を殺害し、拷問にかけ、行方不明にさせたといった非人道的な行為の疑いを示す「信頼できる」証拠があるとした。報告はさらに、メキシコ政府の汚職や深刻な犯罪と、その処罰率の低さを批判した。

 ロペス氏は記者から質問された際に、これらの批判に反論した。

 「これらはいずれも事実ではない、彼らは嘘つきだ」ロペス氏は、この報告は怒る価値もない、米国人はこういう連中で、世界の政府を自認していると補足した。

 米国務省のベイダント・パテル報道官は同日、本件について反応した。「報告によると、メキシコの警察、軍隊、その他の政府機関のメンバーは深刻な汚職行為と違法かつ随意な殺人に関与している。これはメキシコにとって依然として深刻な挑戦だ。これは我々の報告がこれらの問題を強調した理由だ」

 パテル氏はさらに、「国務省は議会から毎年、メキシコの人権に関する報告をまとめる権利を与えられている。我々は自分たちが世界の政府であると発言したことはなく、そのような命令を出したこともない」と述べた。

 ロペス氏は8日の会見で、米国の政治家とメディアの「嘘」と「大衆迎合」を指摘した。ロペス氏は13日、米国のやり方に再び反論し、「メキシコの繁栄する観光業は、メキシコが米国よりも安全であることを証明している」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月23日