「中国の脅威」を口実とする軍事予算増額、国防部がコメント

　国防部の30日午後の定例会見で、譚克非報道官が記者からの質問に回答した。

　記者からは、「報道によると、米国の2024年度国防予算として8860億ドルの要求が示された。米国防長官は、この予算は中国の迫りくる挑戦に対応するものと述べた。同時に英政府はこのほど発表した『安全・国防・発展・外交政策総合評価報告書』の中で、中露の挑戦に対応するため今後2年で防衛費を50億ポンド増額し、国防費の対GDP比を2.5%に引き上げる計画を示した。報道官は本件についてどう論評するか」との質問があった。譚氏は次のように回答した。

　我々は関連国が「中国の軍事的脅威」を口実に軍事予算を増額することに断固反対する。中国は常に世界平和の建設者、世界発展の貢献者、国際秩序の保護者だ。世界各国にとって中国は時代を画するチャンスであり、挑戦ではない。世界各国のうち国防予算が最大であるのは常に米国であり、各地で戦争を発動し、動乱を引き起こしているのも米国だ。米国こそが世界の平和・安全・安定の最大の脅威だ。同時に我々は英国側に対して、心理状態を正し、中国に対する正確な認識を持ち、いわゆる中国の挑戦の誇張・喧伝を停止するよう促す。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月31日