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japanese.china.org.cn |07. 04. 2023 |
習近平国家主席がフォンデアライエン欧州委員会委員長と会談
習近平国家主席は6日、フォンデアライエン欧州委員会委員長と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中国は常にEUを国際構造における戦略的パワーと見ており、一貫して中国EU関係の発展を中国外交の優先的方針としている。EU側と良き伝統を継続し、緊密な意思疎通を保ち、戦略的相互信頼を増進し、互恵・ウィンウィンの協力に焦点を合わせ、妨害や試練を共同で克服し、高水準の中国EU関係を実現することを望んでいる」とした。
また習主席は「中国EU双方は意思疎通を強化し、正しい相互認識を確立し、誤解や誤った判断を回避する必要がある。協力に焦点を合わせ、互恵・ウィンウィンで、経済のグローバル化と貿易の自由化を支持し、経済・貿易協力における問題について踏み込んだ対話や意思疎通を行い、協議を通じて双方共に受け入れ可能な取り決めをまとめる必要がある。中国は欧州にとって、エネルギーやインフレなどの試練を解決し、競争力を高めるうえでの重要なパートナーであり、中国の発展による利益をEU側が引き続き共有することを歓迎している。欧州委員会がEUの根本的・長期的利益に着眼し、中国EU関係の大局に立ち、中国EU関係の健全で安定した発展のために積極的な役割を果たすことを希望する」と強調した。
フォンデアライエン委員長は「EUと中国は気候変動などグローバルな試練への対処や地域紛争問題の政治的解決において多くの認識を共有しており、共に努力して、世界の平和と安定の維持に貢献するべきだ。EUは『デカップリングとサプライチェーンの分断』に全く賛同しておらず、中国側と交流や対話を強化し、3つの対話メカニズムを早期に再開し、より多くの互恵協力を実施することを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月7日