ブラジルのルラ大統領「中国に嫉妬すべきではない 」

　ブラジルのルラ大統領が4月12日から15日まで中国を公式訪問した。これはルラ大統領の5回目の中国訪問だった。ルラ大統領は中国とブラジルの関係を高く評価し、二国間関係の発展促進に大きな意欲を示した。取材に対して、ルラ大統領が中国の国際的な役割について次のように述べた。中国の存在は今日の世界とって必要であり、私たちは中国に嫉妬すべきではない。他の国々も中国のようになれば、世界がよりよくなる。

　中国は経済のほぼすべての分野で大国の実力を示している。 科学、技術、生産、工学の分野も例外ではない。これは世界にとって非常に重要だ。世界には一極だけではない。一つの声だけを聞いたり、一つの国だけを見たりするような状況は望ましくない。世界の舞台に登場した中国は、戦争を煽ることなく、投資と教育に注力し、エンジニア、生物学者、医師、航空分野の人材を育成し、かつての世界のリーダーと競争している。 それは非常に重要だ。これは世界にとって非常に良いことである。

　そのため、私たちは中国に嫉妬するべきではない。 他の国々も中国と同じことをするべきだ。なぜなら、そうのようになれば世界がより素晴らしくなるからだ。したがって、私からみれば、今日の中国は世界経済競争でバランスを保つ力であり、世界科学の発展のバランスを保つ力でもあり、世界にとって非常に重要である。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年4月16日