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japanese.china.org.cn |27. 04. 2023

外交部「福島原発の廃炉問題の適切な処理を望む」

タグ: 福島原発
「人民網日本語版」  |  2023-04-27

 外交部(外務省)の26日の定例記者会見で、毛寧報道官が福島原発の廃炉問題に関する質問に答えた。

 【記者】報道によると、日本の原子力規制委員会の山中伸介委員長は25日の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機の原子炉圧力容器を支える土台に大規模な損傷が確認された問題について、東京電力が原子炉圧力容器の倒壊など緊急事態への対処を考慮しなかったことに不満を表明した。山中委員長は、「昨年に損傷が分かった時点で、東京電力は対応するべきだった」と述べた。これについて、中国としてコメントは。

 【毛報道官】中国は関連報道に注意を払っており、今後も緊密に注視していく。福島原発事故は世界で最も深刻な原子力事故であり、大量の放射性物質を漏洩し、海洋環境と人類の健康に多大な影響をもたらした。日本側は事故後の原子力施設の廃炉及び原発汚染水の処分の作業をしっかりと行い、絶対的な安全を確保すべきだ。

 現時点において、福島第一原発の廃炉と放射性物質の管理には大きな不確実性と安全上の潜在的リスクがある。1号機の原子炉圧力容器の土台にはすでに大規模な損傷が生じており、倒壊の危険性がある。対処が不適切または間に合わなければ、さらに大きな影響を環境に与え、福島原発汚染水の放射性核種が増加する恐れがある。これは、日本の原発汚染水海洋放出計画に対する国際社会の懸念が理にかなったものであり、東京電力の問題への対処におけるプロフェッショナリズムに対する疑問が正当なものであることを、改めて証明した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2023年4月26日