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japanese.china.org.cn |07. 05. 2023

米国は中国に負けた 東南アジアでの影響力が衰える=米メディア

タグ: 米国
中国網日本語版  |  2023-05-07

 米メディア『The Diplomat』はこのほど、豪シンクタンクのLowyInstituteが発表した簡易レポートを基に、米国は過去5年間、東南アジアでの影響力において中国にすでに負けており、同地域の同盟国やパートナーを結束させる努力がほとんど成果をあげていないようだと伝えた。

 レポートによると、中国は東南アジアの全体的な影響力を高めると同時に、米国が伝統的に優位だった地域にも進出した。レポートは、2018年以降のLowyInstitute年間アジア・パワー・インデックス(Asia PowerIndex)のために編集されたデータに基づいて結論を出した。同インデックスは「資源と影響力を考慮しながらアジア各国の相対的な実力を評価する」もので、経済関係、国防ネットワーク、外交的影響力、文化的影響力の4つについて影響力を評価し、それぞれを100点で評価している。

 レポートによると、同地域の影響力において中国は2018年に米国を52対48で上回り、2022年に点数差は54対46に拡大。米国は影響力が強いフィリピンとシンガポールでも、2018年に52対48、2022年に51対49と、中国をわずかに上回っているに過ぎない。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月7日