政治・安全>
japanese.china.org.cn |19. 06. 2023

中米外相の5時間半の建設的な会談、ハイレベル往来の維持で合意

タグ: ブリンケン国務長官 訪中 中米外相会談 
中国網日本語版  |  2023-06-19

 中国の秦剛国務委員兼外交部長は18日午後に北京市で、米国のブリンケン国務長官と会談した。米国の国務長官の訪中は約5年ぶりで、ブリンケン氏は2021年のバイデン政権発足後に訪中した米国最高ランクの当局者となった。

 「今回の訪問は意義重大だが、冷淡な中米関係に重大な転機が現れる可能性は低い」が、国際メディアの共通認識になった。英BBCは、中米外相の会談は5時間半続き、予定の時間より1時間延長されたと伝えた。

 中国側は会談後のプレスリリースで、「双方は中米の全体的な関係及び関連する重要な問題について、長時間の率直で掘り下げた建設的な意思疎通を行った。双方は両国首脳がバリ島での会談で形成した重要な共通認識を共に実行に移し、食い違いを効果的に管理・制御し、対話・交流・協力を促進することで合意した」と表明した。

 秦氏はブリンケン氏からの米国への招待について、双方の都合のいい時期に訪米したいと表明した。

 仏AFP通信は18日、中米はエスカレートを続ける緊張関係を弱めようとし、意思疎通の改善と衝突防止の慎重な願いを示したと伝えた。BBCは、ブリンケン氏の今回の訪中には関係修復、貿易紛争の緩和、戦争の回避という3つの優先事項があったと伝えた。

 米国の当局者とアナリストは、ブリンケン氏の訪問は今後数カ月の両国のより多くの二国間会談に向け地ならしを行うと予想した。米国のバイデン大統領は17日、ブリンケン氏の今回の訪中が中米間の緊張緩和を和らげるはずだと述べ、「今後数カ月内」に中国の指導者と会談できることを願うと表明した。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月19日