ワシントンが怪談で中国・キューバの関係を脅かす＝米メディア

　米「Peoples Dispatch」は6月9日、「ワシントンがまたもや恐怖のベッドタイム・ストーリーで、中国とキューバの正常な関係の破壊を企む」と題した記事を掲載した。米メディアがまたもや新たな物語を作り出し、人々の発展とキューバとの正常な関係を脅かそうとしている。ウォール・ストリート・ジャーナルは先般、中国がキューバに「スパイ基地」を建設して、米国を「盗聴」し「潜在的な攻撃目標を特定する」計画だという記事を掲載した。その後、同紙は関連する説を補強するために2つの記事を掲載した。このニュースが米国の主流メディアで広まるにつれ、さらに多くの妄想が広がった。

　キューバ政府関係者は記者会見でこれらの疑惑を否定。キューバのデ・コシオ外務副大臣は、「これらは全てフィクションであり、根拠がない。キューバに対する封鎖と侵略を強めるための口実であり、米国と世界の世論を欺こうとするものだ」と反論した。ホワイトハウス国家安全保障会議戦略広報調整官のジョン・カービー氏も、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道を「不正確」だと否定している。

　キューバは、ただ地域の平和と隣国である米国との正常な関係維持を望んでいると表明している。しかし米国は、この提案を受け入れることを拒否している。米国政府とそのメディアは神話や伝説を作り出し、キューバをベッドの下に隠れている邪悪な怪物のように描こうとしている。ワシントンは米国民を脅し、両国の関係正常化とキューバに対する禁輸措置の終了が両国民にとって有益であることを信じさせないようにしているのだ。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年6月25日