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japanese.china.org.cn |12. 07. 2023 |
NATOがアジアにもたらすのは戦争のリスクと発展の苦境のみ
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が11、12日、リトアニアの首都ビリニュスで開かれる。今回の会議の重点は「ロシアの脅威への対応」で、NATO加盟国拡大及びウクライナの将来的なNATO加盟の道筋などが議論される。またアジア太平洋に手を伸ばそうとするNATOの戦略的な衝動も今回の首脳会議で顕著だ。日本、韓国、豪州、NZという「アジア太平洋のパートナー」との協力拡大は、今回の首脳会議の主な議題だ。
NATOはすでにアジア太平洋に伸ばしている黒い手を早急に引っ込めるべきで、ましてや将来的に体半分を押し込もうとするべきではない。アジアでは、良からぬ下心によりアジア全体の利益を重視しない日本のような極少数の国を除き、圧倒的多数の国がNATOを歓迎しないばかりか、NATOを近づくことのできない恐ろしい怪物としている。これはNATOがアジアに安全問題、戦争のリスク、発展の苦境をもたらすばかりだからだ。
ポール・キーティング豪元首相はこのほど、NATO及びストルテンベルグ事務総長に対して、無慈悲にもズバリと指摘した。「欧州人は300年の大半の時期に争い合い、過去100年以上に渡り2度の世界大戦をもたらした。彼らはこの悪意ある毒薬をアジアに輸出し、現地に疫病をもたらしているかのようだ」キーティング氏はさらに、中国の脅威を誇張するストルテンベルグ氏は「愚の骨頂」であり、欧州安全の指導者や広報担当ではなく米国のスパイのようだと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月12日