BRICSの加盟国拡大、米国主導の国際秩序の深刻な欠陥を解消する人々の願いを示す＝米誌

　40数カ国がBRICSへの加入の意向を示している。加盟国拡大問題は今回のBRICS首脳会議で最も注目を集めている議題の一つだ。BRICSは拡大・強化の力強い勢いを示している。「環球時報」が伝えた。

　米誌「ネイション」（電子版）が17日、「BRICSの加盟国拡大は、米国主導の国際秩序の深刻な欠陥を解消する人々の願いを示している。米国主導の国際秩序は失敗を重ねており、グローバルサウスの経済発展及び主権保障という2つの中心的な要求を実質的に支持していない。BRICS協力メカニズムと上海協力機構はこの失敗に対する2つの大きな反応だ」と報じた。

　「反西側主義」がBRICS諸国の議題になったことはない。BRICS協力メカニズムの設立と発展は、非西側諸国の独立意識の覚醒と自主能力の強化の証明だ。これは西側との対抗ではなく、西側のお株を奪うわけでもない。全人類の利益にとって最も理想的な状態は、BRICSの努力及び模索と米国・西側の調整及び自己修正が向き合い歩み寄り、世界共通の挑戦に対応する力を形成することだ。しかし米国・西側が傲慢と偏見の狭隘な心理から脱却できていないことが問題だ。非西側諸国は米国・西側が目覚めるのを座りながら待っていてはならない。BRICS協力メカニズムなどの努力を通じ、グローバルガバナンス体制の改革に向け新たな道を切り拓くのだ。米国と西側諸国が一日も早く付いて来ることを願う。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月22日