データで見る、中国とBRICS諸国の経済・貿易協力の「成績表」

　中国とBRICS諸国の経済・貿易協力は近年、協力の規模、協力モデル、協力メカニズムの面で輝かしい成績を収めた。中国とBRICS諸国の経済・貿易協力は絶えず掘り下げられ、実務的になっている。

　中国はBRICS諸国（ブラジル、ロシア、インド、南アフリカ）にとって最大の貿易パートナーだ。中国とBRICS諸国の今年1-7月の貿易額は前年同期比19.1％増の2兆3800億元で、中国の貿易総額に占める割合は1.6ポイント増の10.1％だった。うち輸出は23.9％増、輸入は14.3％増。

　中国とブラジルは互いに包括的戦略的パートナーで、中国は14年連続でブラジル最大の貿易パートナーの地位を保っている。

　中露両国のエネルギー協力の「バラスト」効果が持続的に発揮されている。農業協力は見通しが良好で、自国通貨建て決済及び新興分野の協力が着実に進められている。

　中印は共に新興市場経済体であり、急成長の段階にある。昨年の双方の貿易額は過去最大の1359億8400万ドルにのぼった。

　中国と南アの経済・貿易協力は良好な流れを保った。中国は昨年14年連続で南ア最大の貿易パートナーとなった。南アは13年連続で中国のアフリカにおける最大の貿易パートナーとなった。

　BRICS5カ国の人口は世界の約42％、国土面積は26％、経済規模は25％、貿易額は18％を占めている。5カ国の国際通貨基金のシェア及び世界銀行における投票権はいずれも14％。

　BRICS諸国は外部との活動や「BRICS+」協力などの手段を通じ、多くの新興市場・発展途上国と緊密な協力関係を構築した。これによりBRICS諸国の協力の影響が5カ国及び地域の範囲を超越し、世界的な影響力をつけている。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月24日