中国はBRICS諸国間の協力に大きく貢献

　第15回BRICS（ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ）首脳会議が22日、南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグで開かれた。BRICSビジネス・カウンシルのブシ・マブーザ（Busi Mabuza）会長はこのほど人民日報の取材に応じ、「BRICS協力メカニズムは、新興国と発展途上国間の協力に幅広い場を提供している」と評価した。中国が議長国となった昨年のBRICS首脳会議は高い成果を上げたが、今会議でもこの良好な協力関係が継続され、各分野におけるBRICS諸国間の実務協力が深まることが期待されている。

　BRICSビジネス・カウンシルは、BRICS諸国の経済界の交流・協力にとって重要な枠組みとなっている。マブーザ会氏は、BRICS協力の枠組みの下、経済や貿易、ビジネス、投資の各分野における経済界の交流と協力を強化・促進することが不可欠だと述べた。今会期中にBRICS経済界の関係者らは関連行事に積極的に参加し、BRICS協力の強化に知恵を提供した。

　マブーザ会氏は「中国はBRICS諸国間の協力に大きく貢献している。中国は一貫してBRICS協力体制の確固たる支持者であるとともに参加者でもある」と述べた。世界経済がさまざまな不確実性に直面する中、BRICS協力の強化に向けた中国のイニシアティブは広く歓迎されている。世界第2位の経済大国として、中国は高い経済成長を維持し、強じん性を示して、他国に新たな成長の機会を提供してきた。さらにその成長の経験を他のBRICS諸国と積極的に共有してきた。南アフリカは現在、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの開発に注力しているが、その裏を中国の企業や技術が大きく支えている。

　マブーザ氏は、アフリカ大陸は人口が急増している上、豊富な鉱物資源やエネルギー資源に恵まれているため、幅広い分野で中国と協力でき、そのポテンシャルも大きいと指摘。現在、中国とアフリカ諸国は共同で「一帯一路 」を建設し、インフラ整備の推進を加速し、大陸間の相互接続と長期的な経済発展に向けた条件を整えていると述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月26日