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japanese.china.org.cn |29. 08. 2023

米国の対中貿易政策の犠牲とは?

タグ: 米国 対中貿易政策
中国網日本語版  |  2023-08-29

 「米政府の対中貿易政策の犠牲とは?」独メディア「ドイチェ・ヴェレ」は27日、ハーバード・ビジネス・スクールの学者であるローラ・アルファーロ氏と、ダートマス大学Tuckビジネススクールの学者による最新の報告書を引用し、次のように伝えた。

 米国は中国からの直接の輸入を減らしたが、産業チェーンのベトナムやメキシコなどの第3国での再分配により、中米の「間接的サプライチェーン」の関係は依然として元のままで、さらにはやや強化されている。米国の中国製品を遠ざけようとするやり方の大半が米国の利益を犠牲にし、米国人消費者が負担する価格を引き上げながらも、米国の製造業の効率アップなどのメリットをもたらしていない。

 CNNは、米国は中国経済の安定維持を必要としており、それは米国側の利益に合致すると伝えた。中国は依然として米国にとって最大の輸入先だ。米国側のデータによると、両国の貿易額は昨年、過去最大の6906億ドルにのぼった。米国の中国からの輸入額は5368億ドルで、その輸入総額の17%を占めた。米国の対中輸出額は1540億ドルで、その輸出総額の7.5%を占めた。米国企業は中国で巨大な製造ネットワークを構築し、かつ中国の消費者に強く依存している。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月29日