習主席 新時代における東北部の全面振興推進座談会を主宰

　習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は7日午後、黒竜江省ハルビン市で新時代における中国東北部の全面振興を推進する座談会を主宰し、重要な談話を発表しました。

　習主席は、「東北部の全面的な振興を推進するには、国家安全保障の維持における東北部の重要な使命をしっかりと把握し、質の高い発展という最優先任務と新たな発展構造の構築という戦略的任務をしっかりと理解し、発展と安全保障を統一的に計画し、長所を生かして短所を補い、支援の強化と東北部の内発的なエネルギーの刺激を結びつけ、質の高い発展と持続可能な振興という新たな道を歩むよう努力し、東北部の全面的な振興という新たな一章を全力で書き上げなければならない」と強調しました。

　習主席は、「東北部は比較的豊富な資源に恵まれ、産業の基礎もしっかりとしており、独特の立地上の優位性があり、発展のポテンシャルが大きい。今後、科学技術革新を通じて産業革新を推し進め、東北部の特色ある優位性を持つ現代化産業システムの構築を加速させなければならないし、現代化した大規模農業の発展に主に力を入れ、農業と農村の現代化の推進を加速させなければならない。現代化したインフラシステムの建設を加速させ、開放と協力のレベルを高めなければならない。人口全体の資質を高め、質の高い人口の発展によって東北部の全面的な振興を支えなければならない。そして、政治生態をさらに整え、良好なビジネス環境を作り出さなければならない」と指摘しました。

　習主席はまた、「増水期に入ってから、東北部の一部の地域は深刻な洪水災害に見舞われた。党中央はすでに災害救助と被災後の復旧・復興などに関する全面的な施策を定めた」と述べ、東北三省および内蒙古自治区の党委員会と政府に対し、被災後の復旧・再建に向けた作業を効果的に実施し、被災者が暖かく冬を過ごし、被災地の学生が通常通り通学できる状態を確保し、一日も早く被災地の正常な生産と生活秩序を回復させるよう期待を寄せました。（ZHL、MI）

　「中国国際放送局日本語版」より　2023年9月10日