習近平国家主席がベネズエラのマドゥロ大統領と会談

　習近平国家主席は9月13日、国賓として中国を訪問したベネズエラのマドゥロ大統領と北京の人民大会堂で会談した。両国首脳は、中国とベネズエラの関係を外的環境の変化に左右されない「全天候型の戦略的パートナーシップ」に格上げすると発表した。新華社が伝えた。

　習主席は「中国とベネズエラの『全天候型の戦略的パートナーシップ』確立は、両国民の共通の期待と歴史の発展の大勢に沿ったものだ。来年は両国の国交樹立50周年に当たり、双方が盛大に祝うことになる。中国はベネズエラと共に、人的・文化的交流を緊密化し、ベネズエラにおける中国語教育と孔子学院の展開を支援し、メディア交流を強化し、中国とベネズエラの友好の物語をしっかりと伝えていくことを望んでいる。双方は中国・ベネズエラハイレベル合同委員会第17回会合の成果を真剣に実行に移し、次の段階において各分野の実務協力を強化する必要がある。中国はベネズエラの良質の特産品の輸入拡大を望んでいる。双方は、国連や77ヶ国グループ（G77）など多国間メカニズムにおいて緊密に歩調を合わせ、他の発展途上国と団結や協力を強化し、共同で国連憲章の趣旨と原則を維持し、多くの発展途上国の共通利益を守る必要がある」とした。

　マドゥロ大統領は「ベネズエラは『一帯一路』（the Belt and Road）共同建設を積極的に支持している。中国側と国連やBRICSなど多国間枠組みにおける意思疎通や協力を緊密化し、多国間主義と発展途上国の正当な利益を守り、人類運命共同体の構築を後押しすることを望んでいる」とした。（編集NA）