政治・安全> |
japanese.china.org.cn |15. 09. 2023 |
中国、未成年者のネットワークセキュリティ保護の基本的枠組みを構築
デジタル時代、インターネットは未成年者の生活の一部になっている。判断力と自己防衛力が足りない未成年者は、深刻化するネット上の悪い情報、ネット消費、ネット中毒、個人情報などのリスクに晒されている。中国は以前から未成年者のインターネット上の権利保護を重視し、一連の関連法を打ち出し、未成年者のサイバーセキュリティ保護に関する基本的枠組みを大筋構築している。
国家インターネット情報弁公室が2019年に公布した『児童個人情報ネットワーク保護規定』は、ネットワーク安全法と未成年者保護法に基づく、中国最初の個人情報を専門とし14歳未満の未成年者を対象とした特殊で優先的、全生命周期を保護する部門規定である。
2021年に公布された個人情報保護法は、児童の個人情報を敏感な個人情報の範囲内に組み入れ、情報処理者に「特定目的と十分な必要性」の提出を求め、保護を強化した。
未成年者の心身の健康とサイバー空間における法的権利を十分に守るため、国家インターネット情報弁公室は2022年4月に『未成年者ネットワーク保護条例(意見募集稿)』の募集意見の再公開を通達。未成年者のインターネット教養の育成、サイバー情報コンテンツの規範化、個人情報保護、ネット中毒防止の4大テーマを含み、未成年者のネットワーク保護に関する管理主体、管理対象、規制主体および義務をシステム的に明確にした。
(文=張新宝・中国法学会インターネット情報法学研究会副会長; 彭粛華・中国人民大学法学院博士生)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月15日