中露が第18回戦略安全保障協議

　ロシアを訪問中の王毅中共中央政治局委員（中央外事活動委員会弁公室主任）は現地時間19日、ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記とモスクワで第18回中露戦略安全保障協議を行った。双方は、両国間の戦略的協力の深化をめぐる広範な議題について踏み込んだ意見交換を行い、協調を強化し、相互信頼を増進した。新華社が伝えた。

　王氏は「中露間の戦略安全保障協議制度は、両国の新時代における包括的な戦略的協力パートナーシップの重要部分を成し、中露間の政治的相互信頼の深さと戦略的協力の広範さを示している。制度を立ち上げて以来、双方は緊密な意思疎通と良好な相互連動を維持し、共通利益をしっかりと守り、世界の戦略的安定性及び地域の紛争問題の解決にも知恵と力で貢献してきた。双方は互いの核心的利益に関わる問題で揺るぎなく支持し合い、包括的な戦略的協力パートナーとしてのあるべき役割を明確に示してきた。我々はロシア側と共に、両国首脳間の重要な共通認識に根本的に従い、制度の効力をさらに発揮し、両国の国家安全保障の確保、世界の平和と安定の促進に一層貢献することを望んでいる」とした。

　パトルシェフ氏は「ロシアは台湾地区、新疆維吾爾（ウイグル）自治区、西蔵（チベット）自治区、香港特別行政区関連の問題における中国の正当な立場を断固として支持し、西側による中国への内政干渉に反対している。ロシアは習近平国家主席の打ち出した3大グローバル・イニシアティブを高く評価し、支持しており、アジア太平洋地域、さらには世界の安定と発展を共に促進することを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年9月20日