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japanese.china.org.cn |27. 10. 2023 |
海外で「安全の脅威」を探す米国、メーン州に目を向けよ
米国北東部のメーン州で現地時間25日夜、大規模な銃撃事件が起き、全米にショックを与えた。死者は少なくとも18人で、13人の負傷者が出た。これは米国の年内で最も深刻な銃撃事件であり、過去数十年でも最も深刻な銃撃事件の一つとなった。「環球時報」が伝えた。
メーン州の銃撃事件は、銃規制の賛成派と反対派の相互攻撃及び論争の最新の材料になるだろう。我々は今日、米国の世論から見落とされている背景について議論したい。分かりやすく言えば、米政府は国内のヘイトスピートとヘイトクライムを撲滅し、対外的には敵意と攻撃的な姿勢を大幅に減らすべきだ。国内と海外の2方面の問題はすでに非常に深刻で、これを一つに合わせると米国の歪んだ極端な社会的雰囲気が浮かび上がる。社会の対立がより鋭くなり、激化している。米国は人種と文化の多様性が豊富な国だ。仮想敵を作り憎悪と敵対の雰囲気を煽るならば、それは自宅に地雷を埋めるようなものだ。例えば米国はパレスチナとイスラエルの衝突をめぐり一方に肩入れし、不公平な態度を取っているが、これにより関連するヘイトクライムがこの2週間内に激増した。米政府は新型コロナウイルスの感染拡大中に他人に責任を押し付け、アジア系住民への襲撃事件が大幅に増加した。
一部の統計によると、米国の年内の銃による死者は3万5000人を超えている。米国が現在ある地域の戦争に参戦しているとしても、これほど多くの年間の死者数は想像できないだろう。米国は一日中、あれは脅威だこれも脅威だと騒ぎ、外で仮想敵を探している。ところが銃撃事件で命を落とした罪なき命は米国に向け、真の脅威とは何で、どこにあるかを教えている。米国のこの警鐘への無視は、罪なき命への大きな裏切りだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月27日