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japanese.china.org.cn |27. 10. 2023 |
李強総理がSCO協力の深化について4つの提言
キルギスを訪問中の李強総理は現地時間26日午前、同国のビシュケクで上海協力機構(SCO)加盟国政府首脳(首相)理事会の第22回会合に出席した。新華社が伝えた。
李総理は「今年7月のSCOサミットは『上海精神』の発揚、より緊密なSCO運命共同体の構築について、さらなる重要な共通認識を形成し、重点課題を明確にした。中国は各国と共にサミットの精神をしっかりと実行に移していきたい」と表明。SCO協力の深化について、以下の提言を行った。
(1)共同で地域安全保障上のバリアを堅牢に築き、外部の干渉を断固として阻止し、安全保障上の脅威や試練に対処するSCOのメカニズムを早急に整備し、「3つの勢力」(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)や国際組織犯罪を厳しく取り締まる。
(2)共同で経済回復の加速を推進し、安全で効率的な交通システムを協力して構築し、貿易と投資の自由化及び円滑化を不断に推進し、安定した円滑な産業チェーンとサプライチェーンを維持する。
(3)共同で「一帯一路」(the Belt and Road)建設を推進する。第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが成功裏に開催された。過去10年間で、「一帯一路」は現代の世界で最も歓迎される国際公共財、最も規模の大きい国際協力プラットフォームとなった。「一帯一路」の質の高い共同建設と各国の発展戦略の連携を強化し、重要な経済回廊の構築を一層推進し、上海協力機構開発銀行をしっかりと創設する必要がある。
(4)共同で人々の相互理解と親交を促進し、教育・文化・観光・スポーツなどの分野の協力を深め続ける。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年10月27日