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japanese.china.org.cn |02. 11. 2023 |
パレスチナ・イスラエル情勢の緩和に向けた中国の取り組みを外交部報道官が説明
外交部(外務省)の汪文斌報道官は1日の定例記者会見で、パレスチナ・イスラエル情勢の緩和に向けた中国側の最近の取り組みについて、次のように説明した。
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は国連事務総長を含む14の国や国際機関の外相や要人らと広範かつ踏み込んだ意思疎通を行った。王氏は、民間人を傷つけ、国際法に違反する全ての行為を中国が強く非難し、これに反対していること、直ちに停戦し、緊急人道支援ルートを設けて、さらに深刻な人道的災害を防ぐよう呼びかけていることを指摘した。
中国政府の翟雋中東問題特使は先ごろ、エジプト、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、ヨルダンを歴訪し、パレスチナ問題をめぐるカイロ平和サミットに出席し、アラブ連盟事務局長らとの会談も行い、停戦と衝突拡大の回避を呼びかけ、アラブ諸国による調停への支持を表明し、国際社会が責任を引き受け、和平プロセスの再開に向けて環境を整えるべきであることを指摘した。
中国は、客観性と公正性の原則に基づき、国連の関連会合・協議に深く参加し、国連及び安保理がしかるべき役割を果たすことを支持し、国連総会の緊急特別会合においてパレスチナ・イスラエル情勢に関する決議を共同提案し、これに賛成票を投じた。
中国は、民間人を保護し、停戦し、人道支援回廊を設置し、より大きな人道危機を防ぎ、政治的な対話と交渉を再開し、パレスチナ問題を「二国家解決」という正しい軌道に戻す後押しをし、中東地域の恒久的な平和と安定を実現することを主張している。
中国は引き続き国際社会と共に、事態の緩和と和平交渉の再開のために、たゆまず努力していく。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月2日