中国青少年発展基金会が、貧困地域の教育環境の改善や就学を続けられなくなった児童の復学のために資金援助を展開している非営利社会公益プロジェクトである。
「希望プロジェクト」の実施機関である中国青少年発展基金会は、「中華全国青年連合会」の提唱・主導のもとで設立されたもの。
1989年から1997年末にかけて、同基金会が「希望プロジェクト」を通じて復学を助けた児童の総数は約185万人、資金援助をして建設した小学校(「希望小学校」という)は5260校に達した。
■「希望プロジェクト」が必要としている今後の事業規模は以下のとおり。
・全国において、なお1400万平方㍍の中学(高校を含む)・小学校の校舎の新築、改築を必要とする。
・今日においても、未就学児童数は毎年100万人にのぼり、扶助を必要とする。
■中国青少年発展基金会は全国の31省・自治区・直轄市に管理機構を設置している。
所在地・・・北京市東城区交道口南大街後円恩寺胡同甲1号
TEL.・・・010-64035547
FAX.・・・010-64033895
銀行口座(外貨)・・・中国銀行総行営業部
日本円口座番号:72700748
中国青少年発展基金会のオフィシャルウェブサイト
http://www.cydf.org/
■「希望プロジェクト」の事業内容
・貧困家庭未就学児童への学費援助(1989年10月~1997年末までのところ、185万人が援助を受けた)
・貧困地域の小学校(「希望小学校」)建設への協力
■「希望小学校」建設事業の概要は以下のとおり
→支援金額20万元で“希望小学校”1校を建設
→支援金額10万元で“希望小学校”1校を改築
→支援者がお望みならば、学校建設地点を指定することもできる
なお、建設地点は国が指定した貧困省(自治区・直轄市)に限られ、中国青少年発展基金会との間で所要の取り決めを交わしたうえで実施されるものとする。
→貧困家庭中学生(高校生を含む)及び大学生への特別奨学金の支給(対象は国が指定した貧困省(区・市)に限られ、5400人)。
■「希望プロジェクト」の実施地域
・全国の28省(自治区・直轄市)において実施(北京・天津・上海は対象地区に含まれない)。
「チャイナネット」 2006年2月