中国児童・青少年基金会が提唱、主導、実施し、中国婦女連合会が指導している「春苗プロジェクト」は貧困によって中途退学した女の子を助け、復学させ、社会全体に福祉をもたらす福利プロジェクトである。
中国では、社会と文化の発展の不足、特に伝統的な価値観の影響があるため、読み書きができない人が大勢おり、その中の2/3は女性である。中途退学した女の子たちは無学歴者全体の2/3を上回ることになった。
今日の女の子は、将来に母親なる人たちである。母親の資質は中国の将来に影響を及ぼすものである。女性の資質を高めるため、われわれは女の子の教育から手掛けなければならない。
「春苗プロジェクト」を実施し、女の子の復学を助けることは、中華民族の資質を高め、子々孫々にメリットをもたらす基本的なやり方であり、九年制義務教育を充実させ、さらに強化し、中年・青少年の無学歴者の数を減らす重要な措置でもある。資質の教育を強化し、「春苗プロジェクト」が扶助する女の子たちに技術を身につけさせ、自立させることによって故郷の建設に取り組ませるため、中国児童・青少年基金会は科学的トレーニングコース運営のための特別基金を設立した。
はやくも1999年に、「春苗プロジェクト」は中国のすべての省(直轄市、自治区)でくりひろげられるようになり、2.2億元の寄付金を募集し、経済的扶助を受けた90万人の女の子が復学することになった。
今後、「春苗プロジェクト」は内外諸機構、個人からのサポート、関与と寄付にあずかることをわれわれは願っている。
「チャイナネット」 2006年2月