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淮北隋唐大運河 (安徽省)


    大運河の沿道南側からは、8隻の唐代の沈没船、宋代の石作りの舟付き場が発見された。1999年は、うち3隻の沈没船が重点的に発掘された。1隻の沈没船は、木製でほぼ長方形、船底と船尾部分が比較的よく残り、尾舵はほぼ完全に残っていた。後部ハッチには3部の仕切りがあり、舵を差し込んで船の方向を調整する仕組みになっていた。2隻目は、巨木をくり抜いた丸木舟、3席目は、甲板の一部と底板の一部が見つかった。かつての大運河跡からこれほど多くの沈没船が大量に発見されたのは、初めてである。

    舟付き場は、運河の南側にあり、長方形で、その東西両側には土の堤があり、貨物運搬用のものだった。

    柳孜県は、隋、唐、宋代にかけて水上交通の要所であったが、今回発見された舟付き場により、この地は単なる中継地点ではなく、一大商業地であったことが判明した。

    船のほか、今回の発掘では、大量の美しい唐・宋代の陶器類も発見された。そのどれも貴重だが、なかでも遼の陶器は、宋、元代の交通史を解明するための重大な研究対象といえるだろう。