墓地の規模は最大、総面積約4万平方b、発掘面積は10700平方b、てん文化の、488の墓、それに後漢時期の36の墓が発見された。てん文化の墓は、大、中、小の三種に分かれる。じょう葬は多いものでは5層にもなり、殉葬や、合葬もみられる。副葬品として、青銅工具、武器、農具、大量の漆木具、玉器、金銀器など4000件あまりが発見された。特いM113から出土した大量の漆木柄の武器、工具、農具などは、漆も木彫りも完全な形で残り、てん文化における漆木器の研究に大いに役立つものである。
また農具と武器の木の柄をいかに金属部分と接続するかという技術上の問題点について、多くの確証を与えてくれるものといえよう。大規模な墓地は、てん文化と漢文化の融合の過程を示すと同時に、辺境の文化に対して中原の文化が及ぼした影響に関して重要な証拠を与えうるものである。
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