北京市工商行政管理局朝陽分局商標科は13日、許可を受けずに五輪のシンボルマークを使用した記念帳「奥運財富」約2千箱を、崔各荘郷にある倉儲センターから押収した。大まかな計算では、被害金額は500万元に上るという。北京五輪組織委員会法律事務部の責任者は「北京の五輪招致が成功して以来、国内で発生した最大の知的財産権侵害事件だ」と述べた。 現場にあった紙箱の中には、「奥運財富」がぎっしりつまっていた。記念帳には普通版、愛蔵版、豪華版の3種類があり、価格は400~800元。中には五輪マークが入った記念コインや紙幣、花火、記念切手などのメモリアルグッズが入っている。同責任者は現場に赴き、これらの記念帳に使用された五輪マークは、いずれも権利者から使用を認められていないニセモノであることを確認した。 「人民網日本語版」2004年7月14日 |