北京五輪組織委員会の蒋効愚・執行副主席はこのほど、北京五輪の収支見通しについて「収入16億2500万ドル、支出16億900万ドル、1600万ドルの黒字」とする同委員会の予測を示した。黒字分は「国際スポーツ友情基金」の設立にあてる計画だ。 主要収入源は(1)国際オリンピック委員会(IOC)のテレビ中継権収入(計8億ドルの予想。北京五輪組織委員会の収入はその一部)(2)IOCのスポンサー収入(北京五輪組織委員会の収入は約1億ドルの予想)(3)北京五輪組織委員会による市場開発収入(予想は3~4億ドル。さらに上回る可能性も)(4)五輪記念品、チケット収入(5)政府からの補助金(6)大会終了後の五輪関連品の売却・オークション(6千万ドルを予想)――の6つ。 主要支出は大会の組織・管理・運営費用で、五輪組織委員会が出資を担う。また、テロや新型肺炎(SARS)など不測の事態によっては、治安・医療関連支出の増加もあり得る。 「人民網日本語版」2005年3月7日 |