全国人民代表大会(全人代)代表でもある北京の大手鉄鋼メーカー、首都鋼鉄公司(首鋼)集団の朱継民董事長(会長)は7日、全人代北京市代表団の記者会見で、同社の移転について説明した。 朱董事長によると、首鋼の移転については現在すでに中央政府の同意を得ており、詳細な計画および実行段階に入っているという。朱董事長は「2008年北京五輪は首鋼移転の大きな原因の一つだ。五輪開催のため、首鋼は2010年までに石景山製鉄所の全面的生産停止を計画している」と語った。 さらに朱董事長は「2008年までに全工場設備の移転や全面生産停止の実現はできないため、首鋼は五輪期間中に特別措置を行う」と語った。いわゆる「特別措置」とは、一時的な減産や鉄鋼生産能力の生産部分停止のことで、五輪前に石景山の環境整備を強化する。首鋼の王青海総経理(社長)による補充説明では、同社は引き続き環境整備費の資金投入を増やし、今年は2億元を環境整備費として投入する計画という。 「人民網日本語版」2005年3月8日 |