北京五輪組織委員会の劉敬民執行副主席(北京市副市長)はこのほど、北京五輪の入場券について「中国人と外国人」という二つの基準は設定しないと発表した。北京の日刊紙「新京報」が伝えた。
人々の関心を集めている北京五輪の入場券問題について、劉執行副委員長は次のように説明した。
北京五輪の入場料は、何度も検討を重ね、1年以上かけてランダムなアンケート調査(ネットでの調査も含む)を行った結果、人々のニーズに基づき確定したものだ。調査を通じての結論として、現在の都市および農村の消費レベルに基づき、入場料は低く抑える見込みだ。当然、アテネ五輪やシドニー五輪よりも低く設定されることとなる。すべての試合のチケット価格のうち、58%が100元以下となり、多くの試合は、特に予選試合の価格はかなり安くなるだろう。
劉執行副委員長はまた、所得の高い欧米の観衆から高い料金を取ってはどうかという問題について、「それは許されないことだ。中国人用と外国人用で異なるチケット価格を設定することはできず、これはオリンピック精神に反する。価格は一種類だけで中国人も外国人も同じだ」と述べた。
「人民網日本語版」2007年2月16日