北京市公安局の劉紹武副局長(北京五輪組織委員会安保部部長、五輪安保協調チーム弁公室常務副主任)はインタビューの中で、「北京五輪では空中パトロールを実施する予定で、購入したヘリコプター4機もまもなく公開される」と述べた。また安保部の人員については、今月から大学生ボランティアの募集を開始するとした。「新京報」が伝えた。
市民が関心を寄せる入場時のセキュリティー・チェックについて劉副局長は、「大規模なイベントにおいて、チケットを持っている入場者に対するセキュリティー・チェックは一般的となっている。入場者の持ち物が手提げ鞄だけであれば、検査もスムーズに行え、大きな混雑も起きないはずだ」と述べた。
劉副局長はまた、「北京五輪では安全確保のために空中パトロールを実施する予定で、このために購入した専用のヘリコプター4機は年内にも公開する。また、競技会場の安全保障業務にもより一層重点を置く。競技会場には制服警官の配置を少なくし、私服警官、保安人員および専門ボランティアをできるだけ配置する。専門ボランティアは今月から公安武装警察学校などで募集を開始する」と述べた。
五輪で使用される各会場施設、技術システム、計画案、運営規範、保障能力を全面的に検査するために、年内に26のテスト競技が実施される。うち23競技は北京で行われ、その他の3競技は香港、青島、瀋陽、秦皇島で実施される。
「人民網日本語版」2007年3月5日