北京五輪組織委員会はこのほど、海外報道陣による北京五輪取材活動に便宜を図るため、「北京五輪およびその準備期間の外国記者取材サービス案内」を作成し、9日に公式サイトで正式に発表した。(「案内」の中国語原文はhttp://www.beijing2008.cn/upload/Service_Guide_cn.pdf へ)
今年1月1日の「北京五輪およびその準備期間の外国記者による中国での取材に関する規定」の正式施行に続き、中国政府と北京五輪組織委員会が、海外報道陣による北京五輪取材活動に便宜を図るために行った、更なる具体的な努力だ。
「案内」は、中継権取得企業や文字・映像メディアなど五輪報道登録メディア、および非登録メディアが関心を寄せる、ビザ申請、税関手続、遠距離取材、人員雇用、宿泊、周波数調整、臨時運転免許証の取得、納税、保険など10項目余りの内容をカバー。各項目において、利用者の視点から関連規定を読み解くよう努め、利用者の必要に照らして、関連手続の各段階について詳細な説明を行っている。
取材中に考えられるさまざまな問題の解決を支援するため、「窓口1本化」サービスも打ち出している。これは北京五輪プレスセンターが提供する全面的な24時間サービス体制で、政府の各関連機関を代表して、行政認可・サービス面の各メディアのニーズの受理を調整し、その解決に協力するものだ。
「案内」の作成と発表は、北京五輪の海外報道陣にスムーズで友好的な業務環境を提供したいという、北京五輪組織委員会の誠実な願いを示すものだ。また、その発表の目的は、北京五輪の取材・報道環境に関係する法律や政策を海外報道陣に簡潔かつ明解に説明するとともに、関連手続面のアドバイス情報を提供することにある。
「人民網日本語版」2007年5月10日