南極点への徒歩到達をこのほど達成した中国南極探検隊が5日、北京に凱旋帰国した。隊員の王勇峰・国家登山隊隊長ら3人は南極点到達により、世界7大陸の最高峰登攀と、徒歩での南極・北極点到達のすべてを成し遂げたことになる。
北京空港で登山隊を出迎えた中国登山運動管理センターの李致新主任は、「王勇峰、次落、劉建の3氏が徒歩で南極点に到達し、7大陸最高峰登頂と南極・北極点到達の壮挙を成し遂げたことで、中国人の名前が初めて成功者リストに載った。3人の中国人が同時に南極点に到達したことによって、中国は成功者が最も多い国になった」と述べた。
現在、この壮挙を成し遂げたのは世界で8人のみ。
中国登山隊による今回のチャレンジ「極度体験7+2南極登山探検の旅」は、中国登山協会の主催で行われた。隊員は、国家登山隊の王勇峰隊長、コーチを務める西蔵(チベット)族の次落さん、アウトドアスポーツ記者の劉建さん、深セン大学教員の李偉文さんとその妻の梁群さん、今曲集団の王秋楊・連席総裁、世紀盛銘広告公司の楊険峰・執行総裁の7人。
世界7大陸の最高峰はそれぞれ、南極のビンソンマシフ、アジアのチョモランマ、北米のマッキンリー、南米のアコンカグア、アフリカのキリマンジャロ、欧州のエルブルース、オセアニアのカルステンツピラミッド(またはコジウスコ)。
写真:歓迎の哈達(カタ:西蔵族が尊敬のしるしとして贈る帯状の絹布)を献上される中国登山隊隊員
「人民網日本語版」2006年1月6日