シンクロナイズド・スイミング日本代表の井村雅代前監督が25日、北京に到着した。井村氏は遊泳センターと中国代表ヘッドコーチ(監督)就任の件について内容を詰め、正式に契約する見込みという。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
井村氏が中国代表チームを指導することになったニュースはドーハ・アジア大会期間中に広まった。井村氏は24日に会見を開き、コーチ就任の件を正式に表明、日本のシンクロ界に大きな反響を呼んだ。遊泳センターの責任者は「この件がこれほど大きな反響を呼ぶとは思いもしなかった」と述べた。
同責任者は契約について、「井村氏は中国代表コーチに就任することに同意しただけで、詳細な契約内容についてはさらに話し合いが必要だ。今回の北京入りは正式な就任ではなく、1週間ほど滞在するだけだろう。双方が詳細について同意すれば正式に契約を結ぶ」と述べた。
中国のシンクロチームは、井村氏の前にも外国人コーチを何度も招聘している。また、チームを米国で研修させたこともあるが、どれも短期的なものだった。
「人民網日本語版」2006年12月26日