英ネイチャー・ジオサイエンス誌(電子版)が12日に発表した記事によると、中国の湖沼のリン汚染は2006-14年の間に3分の1以上も減少した。同研究によると、中国政府は2000年に水質汚濁防止政策を打ち出し、都市部のリン汚染と関連する水質汚染リスクを引き下げた。

天津大学、中国人民大学、北京大学などの科学研究機関、ノルウェー水質研究所の科学研究者によるチームが、中国の862の湖沼の2006-14年の水質科学データ、リン汚染源、リン流入の省級データを分析した。その結果、リン濃度の平均値が富栄養化を引き起こす限界値まで下がり、重度汚染の湖沼の数が3分の2減少した。その重要な原因は、公衆衛生の改善と汚染水の減少だ。

しかし一部の開発が遅れる地域の湖沼では、リン濃度がやや上昇した。原因は不明だが、森林の退化と侵蝕による影響の可能性がある。研究者は、柔軟な水質汚濁防止政策は、中国の湖沼の「健康」を促進するとした。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月15日


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