外国人記者「想像とは大違いの中国」
「鳥の巣」前で記念撮影する女の子(8月22日)
天安門城楼を観光する外国人観光客。北京五輪閉幕が近づき、多くの外国人が天安門広場観光に来ている。(8月23日)
 ▽北京に比べ、古い都市に感じるニューヨーク

 8月19日付独「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(Frankfurter Allgemeine Zeitung)」紙は、オリンピック公園を建築学上から見たひとつの総合芸術品だと評した。同紙はオリンピック公園について、以下のようにつづっている。

 日が落ちると、世界で最も美しいスタジアム「鳥の巣(北京国家体育場)」は、色とりどりのライトアップで照らし出され、見る者に錯覚をもたらす。オリンピック公園内のすべての建物と同様、まるで鳥の羽のようにしなやかに美しく見えるのだ。「鳥の巣」のそばには「水立方(北京国家水泳センター)」がある。これはほとんどの時間は青色だが、他の様々な色にも変化する。特に夜は非常に美しい。「鳥の巣」の北側には巧みに分割された建物群があり、最も高いタワーには建物5階分の高さのデジタルスクリーンが設置され、オリンピックの最高の瞬間を、世界に発信し続けていた。

 オリンピック公園は2008年を超越している。また、2008年の中国だけではなく、終わったばかりの20世紀をも超越し、その距離は、4年前のアテネオリンピックと古代との隔たりより長く遠い。オリンピック公園を歩くと、まるで21世紀半ばに足を踏み入れた感じがする。それに比べ、ニューヨークはずいぶん古い都市に感じる。無限に発展していく活気溢れる上海でさえも、ここから見れば無邪気な「未来の夢」に過ぎない。オリンピック公園から伝わってくる未来への期待感から抜け出せる人はまずいない。それゆえ、人々は自分が受けた感銘を何とかカメラに収めようとしている。

 中国のスポーツファンのTシャツには、外国語で書かれた「イタリア」の文字やドイツ三色旗の図柄が印刷されている。上機嫌の中国人は外国人を見かけると中国国旗を手渡し、「鳥の巣」の前で記念撮影をお願いするかもしれない。その写真は、今世紀中頃まで、どこかの中国人のハードディスクに残されるかもしれない。心構えが必要だ。写真ではなく、現実の世界が、オリンピック公園により近づくことを願うばかりだ。
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