同里は呉江市(県クラス)が管轄する1つの鎮(町)で、周荘から西に10キロのところに位置し、蘇州からはわずか18キロ。宋代に築かれすでに1000年以上の歴史がある。四周が水に囲まれ、同里や九里、葉澤、南星、龐山の5つの湖に嵌め込まれたようにあり、建物はどれもが水に面して建ち並び、名実ともに水郷地帯の古鎮だ…
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■退思園
同里の風景のなかで精髄を集め、核心をなすのが退思園だ。水に張りついたような建築物と横向きの構造、これが独特の風格を持たせている。一般に個人の庭園はいずれも縦に伸びる構造になっている、退思園の主は敢えて横向きの構造を採用。池を中心に、四周に亭や楼閣などが並ぶ。どれもが水の近くに築かれており、水上に浮いているかのように見えることから、「水に張りついた園」と呼ばれる…
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悠久の歴史が古鎮、同里独特の豊富多彩な民俗を生み出した。旧暦正月、一日から五日にかけて地元の人はまず、町の西南部にある「南観」の羅漢を拝観し、一年の平安を祈る。夜には竜灯が飾られ、獅子舞などが披露される。正月十五日の元宵節。どの家も「元宵」(餡入りのお団子)を食べ、彩色の提灯を飾り、太鼓や楽器を一斉に打ち鳴らす。「清音班」による江南地方独特の竹製楽器の演奏が深夜まで続く…
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