高郵は文人の郷であり、著名な人物が大勢輩出した。北宋時代の有名な詩人、秦観が学んだところだという。文遊山荘とは、宋代の文豪である蘇軾が高郵を通りかかった際、孫覚や王鞏、秦観など著名な文人と酒を酌み交わし文学を論じた、というのがその名の由来だと伝えられている。後世の人はその詩文を石に刻して壁に嵌め込んだ。山頂の文遊台。四周の壁に嵌め込まれた『秦郵帳』は、清代嘉慶年間に高郵の知州だった師兆龍が蘇軾や黄庭竪、米芾、秦少遊、趙子昂、董其昌など名家の書法を収集し、有名な金石家の銭泳が彫刻したものだ。その芸術的価値は高い。
「チャイナネット」2006年4月