風光明媚な鳳凰島は、揚州の東郊・泰安鎮にある。市街からわずか10キロ。水陸交通が非常に至便で、華北地区で原始的な生態環境が最も完全な形で残る景勝の地だ。この名勝は「七河八島」で構成されている。高水河と太平河、金湾河、鳳凰河、新河、壁虎河、それに北京と杭州を結ぶ古運河の7本の河川が流れている。水域面積は31平方キロメートル。水質は国の二級基準に達していて、「南水北調」(南方の水を北方に引く)プロジェクト東ラインの水源地だ。分流する河によって壁虎島、鳳凰島、自在半島、芒稲半島、金湾半島、聚鳳島など八つの島が自然に形成された。島の総面積は6平方キロメートル。現在、金湾半島と聚鳳島だけが開発され、保護されている。
河川が交錯していることで、湿地やアシの沼など、生態資源は実に多様だ。野生動物や貴重な樹木の品種も多い。数千羽を超す白鷺など、珍しい野生の渡り鳥が生息していて、専門家が江蘇省の中部で生態環境が最も原始的だと認めるほどの景勝の地だ。秀麗な風光、透き通った水に清々しい風、見わたす限りの青さ、心地よい生態環境、のびのびとした気持に浸ることができる。
「チャイナネット」2006年4月