旧暦2月8日は、中国の少数民族・彝族の伝統行事「挿花節」だ。雲南省楚雄自治州大姚県の曇華山区では、とりわけ盛大に開催される。彝族の人々はこの日、朝一番に家を出て山でネムの花を摘み、家の玄関などに飾って、花の神への畏敬を表す。そして、林の中で花の神を祭る行事を行い、互いにネムの花を髪などに挿し合って祝福の気持ちを表し、健康と豊作を祈願する。
写真(1):花の神を祭る儀式を執り行う彝族の司祭
写真(2):玄関前にネムの花を飾る彝族の女性
写真(3):ネムの花を頭に挿してもらう彝族の女性
「人民網日本語版」2006年3月9日