中国の伝統祝日・春節(旧正月)を迎え、伝統風俗が色濃く残る山西省の平遥古城には、1300人もの海外観光客が年越しに訪れた。「新華網」が伝えた。
同省観光局によると、来客はフランス、英国、韓国、日本、シンガポールなどの国や香港、台湾地区などからが多い。
今年の春節に合わせ、平遥は「平遥中国年」と題した一連の観光イベントを実施している。観光客は「年越し餃子」を作る体験や、民俗的な宿への宿泊、「五輪を迎える」ライトアップの観賞、山西商人の伝統風俗体験などができる。
平遥古城は中国北部山西省の中部に位置し、中国で最も保存状態の良い古代の県城跡。また、中国古代の商業を語る上で重要な「晋商」(山西省の商人)の発祥地のひとつでもあり、かつては金融センターだった。1997年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)から世界遺産に指定された。
「人民網日本語版」2007年2月18日