上海の西蔵(チベット)支援資金3千万元によって行われている日喀則(シガツェ)・桑珠孜宗堡の修復は、まもなく主体工事が完了する。
桑珠孜宗堡は1363年に創建され、同地域で最も早くに建設された建築物の1つ。ポタラ宮増築の際、建物の形・構造や風格において桑珠孜宗堡の影響を受けたため、「小ポタラ宮」とも称されている。桑珠孜宗堡は、長い歳月の間に侵蝕が進み、建物の基礎と城壁の残骸が残されているだけとなっていた。
2004年、専門家による論証・鑑定を経て修復工事が決定。修復後の「小ポタラ宮」は西蔵の新たな観光名所となる。
「人民網日本語版」2007年3月30日