西蔵(チベット)自治区の中心地である拉薩(ラサ)市の2006年の大気環境レベルが1級(優)、2級(良)基準をクリアした好天は363日となり、3級(軽微または軽度の汚染)の日はわずか2日で、2級以上の日数が年間日数に占める割合は99%に達している。同割合は2001~2005年の間、一貫して95%以上を保っている。
拉薩市環境保護局の責任者によると、同市では一貫して様々な環境保護措置の採用に努めてきた。まず工業汚染を抑制して企業に排出汚染基準を達成させ、大気汚染物排出の多い企業に対して閉鎖、移転といった措置を行ってきた。2000~2006年の間に同市では汚染排出基準をクリアできなかったセメント生産企業6社を閉鎖した。自動車の排気ガス汚染を厳しく抑制し、自動車排気ガスに対する監督検査を強化、クリーンエネルギーの開発にも力を入れている。また拉薩市の大型スーパーマーケットや商店ではビニール袋の替わりに、リサイクル可能で環境にやさしい買い物袋を利用するといった措置で環境汚染を減少させている。
「人民網日本語版」2007年4月4日