中国のチベットにあるポダラ宮などの三大文化財の修繕プロジェクトが順調に進んでいる。
それによると、去年末まで、ポダラ宮、ロブリンカ、サキャ寺という三大文化財に対する修繕プロジェクトへの投資額のうち72%がすでに投入されている。
このプロジェクトは2002年の6月に正式に始まり、その実施に必要な3億3000万元という資金は、すべて中央政府から出されているが、関係筋によると、今年の実施の重点はサキャ寺、ポダラ宮のメンテナンスとその一部の拡張工事となっている。
西暦7世紀に建立したポダラ宮は世界文化遺産に指定されており、ロブリンカは1751年に建てられ、世界でも海抜が最も高く、規模が最も大きく、しかも、良い状態で保管されている園林建築である。また、サキャ寺はチベット仏教サキャ派の本山であり、おびただしい数の経典と貴重な文物がここに収蔵されている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007年5月14日