新疆ウイグル自治区政府はこのほど、未開放の遺跡を保護するため、「文物保護法実施方法」を制定し、未開放遺跡にみだりに侵入した場合、最高で10万元の罰金を科すことを決めた。
同自治区の文化財保護部門によると、最近「旅行探検」などと銘打った団体が楼蘭、尼雅などの未開放遺跡に侵入し、人為的な破壊を加える例が見られるという。新規定によると、未開放遺跡では見学、観光、探検などの行為が禁止される。研究目的で必要な場合には、調査計画書や許可書類を提出し、同自治区の文化財行政部門の同意を得なければならず、調査には文化財監督員の同行が義務付けられる。
探検ツアーなどで暴利を得た旅行社に対しては、処罰を強化していく方針だ。
「人民網日本語版」2007年5月29日