唐の現実主義の大詩人の杜甫が成都に居た時の旧居。いまでは拡張されて、多くの人が作詩のインスピレーションを求めて訪れてくるところとなり、成都市の西郊外の浣花渓の畔にあることから浣花草堂とも呼ばれている。
総面積は20万㎡。清の建築風格をもつ独特な中国の「混合式」古典庭園。草堂旧跡内に、目隠し用の壁、正門、大広間、詩史堂、柴門、工部祠が中軸線上に並び、両側に回廊や他の付属建物が対称的に建てられいる。工部祠の東側に「少陵草堂」の碑亭があり、ここが杜甫が住んだ茅家。建物は古めかしく質朴で、文化的色彩にあふれている。景色が美しく、成都の名所となっている。
「北京週報」より 2007年8月31日