額済納:砂漠に燃える紅葉の海
内蒙古自治区の北西部に位置する額済納は、現存している世界三大ポプラ森林の一つ。「三千年死なず、三千年間倒れず、三千年間朽ちず」といわれる伝説的なポプラの森林は、秋になると、木々の葉があざやかな黄金色や紅色に変わり、その一面いっぱいに広がる紅葉は、まるで砂漠で燃える炎の海のようである。
見ごろ:9月中・下旬
大・小興安嶺: 色彩豊かな「五花山」
内蒙古自治区大興安嶺莫尓道嘎国家森林公園は、大・小興安嶺のなかで紅葉の観賞にもっとも適した地。中国唯一の寒温帯原始林であり、落葉松と白樺が主な樹種。晩秋になると、霜をまとった木々は鮮やかな五色の衣に着替え、北国の風情ある景観「五花山」となるのである。