新疆喀納斯(カナス)観光区管理委員会はこのほど、この数年間で新疆維吾爾(ウイグル)自治区の喀納斯自然景観保護区を中国西部最大の国家公園に建設すると表明した。中国新聞社が伝えた。
毎年25%ずつ観光客が増加しているが、喀納斯湖一帯に人気が集中しており、観光客の受入れ体制や生態環境のアンバランス生じている。
新たに制定された「大喀納斯観光地区(建設済みの観光区)全体プラン」によると、隣接する哈巴河県の鉄熱克提郷のほか、布爾津県の禾木喀納斯郷も新設国立公園の管轄エリアに組み込まれる。国立公園の面積は約1万平方キロに達し、米国のイエローストーン国立公園を上回る規模だ。
近年、大喀納斯観光地区の発展は加速している。昨年、阿勒泰(アルタイ)地区に3億人民元を投資し、喀納斯空港、喀納斯湖領域、禾木、白哈巴、賈登峪などの観光地の建設を強化した。電子チケット、シャトルバス、喀納斯湖西側に設けたサービスセンター等の施設は全て営業を開始した。
喀納斯観光管理委員会の譚衛平主任によると、今年、喀納斯自然景観保護区には累計92万人の観光客が訪れ、昨年同期よりも三割増加した。今年は100万人突破の見込みがあるとしている。
喀納斯は新疆北部に位置し、中国で最も美しいとされる5大湖の一つ。
「人民網日本語版」 2007年10月9日