国家旅游局の王志発副局長は6日、貴州省第2回観光産業発展会議で、中国観光業の対外開放のさらなる拡大につれて、2015年の中国国民の海外観光支出は約1000億ドルに達したと述べた。
伝えられるところによると、この観光支出では国際貿易の黒字を約1000億ドル減少させたことに相当する。同時に、観光業の発展はインフラ整備への需要が目に見えて増加し、関連の業種の発展を促進することになった。
国家旅游局の推算によると、2015年に飛行機を利用する中国人観光客は約4.5億人に達し、飛行機を約1800機、フライトを630万新規増加することが必要である。鉄道を利用する観光客は25億人に達し、旅客輸送車両を5万輌新規増加することが必要である。ほかに、自家用車を約4000万台、旅客輸送船舶を約1万隻、さまざまな宿泊施設を約20万軒(そのうち五つの星ホテルは約700軒)の新規増加が必要となっている。
2015年、全国観光業の増加額は2万億元に達し、GDPの4.8%を占め、GDPの伸びへの寄与率は1%に達すると予測される。観光業はサービス業の増加額の約11%を占め、サービス業の伸びへの寄与率は2%に達する。観光業の直接および間接の就業人数は1億人に達し、雇用への寄与率は2%に達するという。
それと同時に、こういう巨大な需要は、民間航空、鉄道、道路、水運などの業種、及び飲食業、卸売りや小売、文化エンターテインメント産業などに千兆元の収入をもたらすことが可能といわれている。
「チャイナネット」2007年11月7日