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特別企画:北京の地下鉄事情
発信時間: 2008-07-23 | チャイナネット

 

 

 

北京には1号線、2号線、5号線、8号線(五輪支線)、10号線、13号線、八通線、空港線など8つの地下鉄がある。空港線以外のすべての地下鉄の料金は、乗車距離にかかわらず、乗り換えをも含めて一律2元。空港線の料金は25元。

 

1号線

 1号線は北京を東から西へと貫く路線。正式には蘋果園―復興門の間のものを一号線、復興門―四恵東までのものを復八線と路線の名称が分かれているが、運営上は区別はなく通しで運行しているため実質的には一本の路線といってよい。そのうち蘋果園―南礼士路駅までは、北京最初の地下鉄の一部である。国貿駅、建国門、東単、王府井、西単など北京の代表的な繁華街と郊外の住宅団地を効率よく結んでいるため、利用者も多く、終日6両編成で運行している。 

 

2号線

2号線は北京市内を長方形の形のようにぐるりと取り囲んでいた城壁の下を走っている環状地下鉄である。そのため別名「環線」と呼ばれている。駅名に「~門」という門の字のつく駅名が多いのは、昔城壁があった時代の名残りである。古くから栄えていた地区を結んでいるため、沿線には歴史的なスポットが多く、観光客がもっともよく利用する路線である。

 

 

13号線

13号線は北京の北郊外にあるニュータウン地区や望京地区と、二号線の西直門、東直門を結ぶ、通勤、通学の路線である。郊外部を走っているため、駅と駅の間の距離も長く、路線の長さに比べ駅の数が少ないのが特色。主に郊外を走る路線であるため、地下の駅は東直門一駅のみ、他はすべて地上、または高架の駅となっている。このため、この路線は地鉄(サブウエイ)ではなく城鉄(ライトレールトランジット)と呼ばれている。

 

 

八通線

八通線は八王墳(四恵)と北京郊外のベッドタウン通州区を結ぶことから、八通線と名づけられている。2003年12月に開業。北京地下鉄の最も新しい路線である。全線が地上または、高架の線を走るもので、地下の部分はない。一見、1号線の延伸のような形だが、今のところ1号線との直結の運転は行われておらず、四恵または四恵東で乗り換えなければならない。

 

 

5号線

 

 

 

5号線が2007年10月に運行を開始した。北京を南北に貫く5号線は、南の豊台区宋家庄、北の昌平区天通苑の間を結び、総運行距離が27.6キロ。沿線には、北京の五輪の関連施設が多くある。5号線の車両は塗装をせず、ステンレス鋼を使用するなど軽量化が図られた。国内で同型の車両が導入されるのは初。車内の空間は従来型の車両より広く取りながら、空調システムは増強された。 車内に取り付けられた液晶画面では地下鉄の走行位置が分かるほか、オリンピック期間中には試合の生中継が見られるようになる。 路線の各駅はスペースを最大限に利用してエスカレータ154基、障害者用エレベータ35基、障害者用昇降台28基などが設置された。

 

 

10号線

   

 

地下鉄10号線が2008年7月から試運転に入った。10号線各駅構内の主な色調は、淡い藍色とうすい灰色が基調で、照明の色と天井はほとんどが白となっている。北土城路駅は、同駅周辺にある古城壁遺跡の雰囲気と合わせ、青と白の色合いを持つ磁器「青花瓷」を使って装飾されている。10号線の始発は巴溝駅、終点は勁松駅となる。

 

 

五輪支線

 

 

 

北京地下鉄の五輪支線は延長4.398キロメートル、北土城駅から北に向かって、奥体中心(五輪センター)駅、オリンピック公園駅、森林公園南門駅の4つの駅があり、北京五輪のメイン会場やオリンピック公園などを結んだ。2008年7月から試運転する。 オリンピック公園駅のホームは、国家水泳センター「水立方」に近いことから、天井に丸い泡など「水」をモチーフにしたデザインが特徴。 また、北土城駅では、「青花磁器」をモチーフにしている。

 

 

空港線

 

 

地下鉄空港線は全長28.1キロメートル、駅数は4、首都空港と都市中心部の東直門をつなぐ、航空機利用客を輸送する重要な旅客輸送軌道交通専用ラインである。2008年7月から試運転する。空港線は全線において単一運賃制で、1人当たり25元の運賃は試運転の開始日から1年間試行される。

 

 

「チャイナネット」/「人民網」 2008年7月23日

 
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